今回は衝動買いシリーズとして、「たのしいかいしゃ cielo TA-CI01TW」のレビューをさせていただきます。
通販サイトにて、ワイヤレスイヤホンを漁っていたところ、「たのしいかいしゃ」という怪しい(失礼)会社名を見つけ、衝動買いをしてしまいました。

調べてみたところ、株式会社たのしいかいしゃは、2009年創業の音響機器メーカーで、東京都福生市に本社を置いているようです。
「音楽を楽しむ♪」高音質で低価格!というコンセプトを掲げ、コストパフォーマンスに優れた製品を販売しています。
会社のホームページを覗いてみると、スピーカーとヘッドホンを合わせた商品、『JellyBelly』や『Birbie』ライセンスのイヤホンを販売していたりと、ユニークな製品が多い印象です。

今はワイヤレスイヤホンをメインに販売してるみたい。
たのしいかいしゃ cielo TA-CI01TW 概要
以下、スペック一覧です。
連続再生時間は、イヤホン単体6時間、ケース込みで36時間と、価格帯で見ても平均的です。
通信方式 | Bluetooth Ver5.0+EDR |
対応コーデック | SBC,AAC |
最大連続再生時間 | イヤホン単体6時間 ケース込み36時間 |
充電時間 | 1.5時間 |
充電端子 | USB-C |
片耳再生 | 可能 |
防水機能 | 不明 |
防水性能について
説明書、ホームページで確認したところ、防水規格の記載は確認できませんでした。
スポーツやキッチン周り、入浴での使用は故障に繋がるため、控えましょう。

「高い防水性能が欲しい」という方は前回紹介したEarFun Free Miniがオススメ!

遅延・ホワイトノイズについて
アニメ、ドラマにてリップシンクのズレ(音ズレ)の確認をしましたが、没入感を妨げるような遅延はありませんでした。
無音時にうっすらとホワイトノイズが鳴っていますが、音楽再生時には気にならない程度のノイズなので、音楽鑑賞に支障をきたすことはありません。

ホワイトノイズとは、「サーッ」という砂嵐のような音のことを指すよ。
たのしいかいしゃ cielo TA-CI01TW 外観

化粧箱は、イヤホンカラーの白を基調とした、シンプルなパッケージ。
今回私はホワイトカラーを購入しましたが、TA-CI01TWには全4種のカラーバリエーションで販売されています。

cielo TA-CI01TWは今では珍しい物理ボタンを採用。
ボタン操作 | L | R |
---|---|---|
電源を入れる | 左右同時に2秒長押し | 左右同時に2秒長押し |
電源を切る | 5秒長押し | 5秒長押し |
着信応答 | 着信後に1回押す/再度押すと電話を切る | 着信後に1回押す/再度押すと電話を切る |
着信拒否 | 着信時に2秒長押し | 着信時に2秒長押し |
曲送り・曲戻し | 2回早押しで曲戻り | 2回早押しで曲送り |
音量のUP/DOWN | 音楽再生時2秒長押しで音量UP | 音楽再生時2秒長押しで音量DOWN |
ボタンを押す感覚には少々慣れが必要ですが、タッチセンサーにありがちな、誤作動がないというメリットがあります。
安価で、タッチセンサーのない完全ワイヤレスイヤホンをお求めの方には、貴重な選択肢になりますね。

タッチセンサーだと、イヤホンを付け直す時に反応することがあるよね…

内側には充電用のマグネット。左右の認識がしやすいよう、大き目にL,Rロゴがプリントされています。
装着感は、耳穴で支えるというより、「耳全体で支える」感覚に近いです。
イヤホンと耳が一体化しているような装着感で、私の使用してきた5,000円以下のワイヤレスイヤホンの中では、トップクラスに快適です。


ケース込みの重さは44gとなっています。物で例えると、Mサイズの卵位の重さになりますね。
イヤホン単体の重さは4.5gと、特別な機能のないイヤホンとしては、少々重めとなっています。

ケース前面には、バッテリー残量の確認ができるインジケーターランプがあります。
バッテリー残量に合わせてランプが4段階点灯するため、視覚的に分かりやすい仕様です。


ケース内部は充電用のマグネット、LRロゴのみのシンプルな設計。
イヤホンの筐体がツルツルとした質感のため、指先が乾燥している状態だと、若干取り出し辛いです。

背面にはUSB-Cポートを搭載しています。
ケースはしっとりとした質感で、指紋や皮脂汚れが付きにくくなっています。反面、汚れが付きやすい質感でもあるので、気になる方は色の濃いデザインのものを購入しましょう。

ケース底面には、技適マーク、バッテリーの仕様等が記載されています。

付属品はいたってシンプル。
イヤーピースS,M,Lサイズが各1ペアずつ、USB-Cケーブル、取り扱い説明書が同梱されています。
ACアダプターは付属されていないため、必要な方は別途購入しましょう。
接続方法
ペアリング方法はいたって簡単です。

イヤホンをケースから取り出します。

設定→bluetoothの項目を開きます。
利用可能なデバイス欄に、イヤホン名が表示されるので、該当デバイスをタップ。
ペアに設定するか尋ねられるので、ペア設定をタップするとペアリングが完了します。

画像はAndroid端末のものだけど、iPhoneでも基本は同じだよ!
たのしいかいしゃ cielo TA-CI01TW 音質
cielo TA-CI01TWの音質の傾向は「低音の多いドンシャリ」。
前面からの音はぼやけやすいですが、定位感は悪くありません。音の広がりはなく、まとまって聞こえます。
以下、各音域のレビューとなります。
高音域

高音域は、主にハイハットやシンバル、フルート、バイオリンといった高音を制御し、音のメリハリをもたらしてくれます。
高域はかなり抑えられていて、低音の中で埋もれている印象です。
フルートや高い女性ボーカルはザラついて聞こえてしまい、音源によっては割れてしまっています。
価格帯を考慮しても、高音域は厳しい評価をせざるを得ません。
中音域

中音域は、ギターコード、ピアノコード、ボーカルといったサウンドの大部分を占めてるため、重要なポイントです。
ボーカルは比較的後ろで鳴っていますが、輪郭ははっきりしていて、高めな男性ボーカル、女性ボーカルと噛み合います。
伸びや艶やかさはありませんが、価格帯を考えると悪くはありません。ボーカルが主体なポップスにオススメです。
低音域

低音域は、バスドラムやベースといった楽器を制御し、音の土台に関わる部分でもあります。
全音域の中で一番量が多いです。若干ぼやけていて、低い男性ボーカルだと、中低音域と混ざって聞こえがちです。
ドラムはモコモコと聞こえ、低い男性ボーカルは曇って聞こえます。キレ、深みのある低音が好きな方は注意が必要です。
たのしいかいしゃ cielo TA-CI01TW レビューまとめ
会社名に惹かれ、衝動買いしてしまった「cielo TA-CI01TW 」ですが、音質を求めている方にはオススメしにくい商品です。
快適な装着感、珍しい物理ボタン採用といった部分に魅力を見出せる人には、貴重な選択肢になるでしょう。

自分のニーズ(要求・需要・必要)を理解した上で購入しよう!
- タッチセンサーが苦手
- 装着感重視
- カラーにこだわりがある
以上、ひよガジェでした。お読みいただき、ありがとうございました。
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