今や星の数ほどある完全ワイヤレスイヤホン。
音質、機能面をとってもさまざまで、「どれを選べばいいかわからない」という方も多いのではないでしょうか。
今回は3,000円以下でありながら、高い防水性能、急速充電に対応といった機能面も充実している「EarFun Free Mini」のレビューをさせていただきます。

サブイヤホンを探している人にもオススメだよ!
- 深みのある低音が好き
- 音質、機能面共にコストパフォーマンス重視
Earfun Free Mini 概要
以下、スペック詳細です。
製品名 | EarFun Free Mini |
重量(ケース込み) | 38g |
重量(片耳) | 4g |
Bluetoothバージョン | V5.0 |
対応コーデック | SBC,AAC |
連続再生時間 | イヤホン単体:最大5時間 ケース込み:最大24時間 |
急速充電 | 10分の充電で2時間再生可能 |
防水規格 | IPX7 |
充電ポート | USB-C |
価格(クーポン込) | \2,799 |
防水性能
安価でありながら、防水規格はIPX7となっています。
入浴中の使用は問題ありませんが、シャワーのような勢いのある水流を浴びせ続けるのは、故障の原因になりかねません。
シャワーを浴びる際は、「水のかからない場所に置いておく」といった配慮をオススメします。
急速充電に対応
EarFun Free Miniは、急速充電に対応しており、10分の充電で2時間の再生が可能となります。
就寝時に充電を忘れても、外出の準備をしている間に充電しておくことで、長時間の使用が可能になるのは大きな利点ですね。

急な用事がはいっても安心できるね!
外観

化粧箱は、黄色をアクセントにしたシンプルなパッケージ。

低価格帯でありながら、付属品にはこだわりが感じられます。
イヤーピースは、専用のプラスチックケースに梱包されており、メンテナンス用のクリーニング棒が付属しています。

この価格帯にしては珍しく、ダストフィルターのあるイヤーピース。
メンテナンスの手間を減らすことができるため、ありがたい要素。

イヤホン本体は、楕円形でつるつるとした質感。

EarFun Free Miniはステム部分が非常に短く、耳に挿し込むというより、耳を塞ぐような装着感です。
耳の浅いところで密着するため、「カナル型イヤホン特有の圧迫感が苦手」という人にもオススメできます。
ステムとは、イヤーピースを装着する円柱の部分を指します。

ステムの長さは装着感と密接な関係にあるよ!

ケースは、イヤホンが完全に飛び出す設計のため、つまんで取り出すことができます。

EarFun Free Miniのイヤーピースの変更には、注意が必要です。
手持ちの完全ワイヤレスイヤホン用のイヤーピースで検証しましたが、充電はできても、ケースが完全に閉まらないことがほとんどでした。
基本的には、付属のイヤーピースを使用することをオススメします。

ケース背面にはUSB-Cポートが実装されています。
指紋はあまり目立ちませんが、皮脂汚れ等が目立ちやすい質感です。

底面には技適マークや、バッテリーの仕様等が記載されています。
EarFun Free Mini 音質
音質の傾向は「低音の多い弱ドンシャリ」。
EarFun Free Miniは、「ミニだが低音は強すぎ」というキャッチコピーを掲げて発売されています。
キャッチコピーの通り、深みのある低音を鳴らしてくれるため、バスドラムやベースの音を心地よく聞くことができます。
音の広がりはなく、窮屈な印象を受けますが、定位感は良好です。

「ドンシャリ」は低音域、高音域が重視された音のことを言うよ!
EarFun Free Mini 高音域

高音域は、フルートやヴァイオリン、その他多くの高音の楽器が含まれています。
高音域の伸びや広がりはありませんが、ドンシャリサウンドではありがちなボーカルの「サ行」は刺さらない程度にチューニングされています。
聞き疲れの大きな要因になるため、嬉しいポイント。
EarFun Free Mini 中音域

中音域は主にボーカルを指しますが、その他多くの楽器が含まれます。
ボーカルに艶やかさはなく、乾いた印象を受けますが、男性、女性ボーカルを素直に鳴らしてくれています。
中低音は若干分離感に欠けますが、価格を考えると、決して悪くはありません。
EarFun Free Mini 低音域

低音域は、バスドラムやベース等の楽器が含まれます。
商品コンセプトの通り、低音は強すぎるくらいに鳴らしてくれます。
ただ量が多いというわけではなく、深みのある低音で鳴るため、バスドラムやベース音を生き生きとした音で楽しめます。
EarFun Free Miniにオススメな曲
- ロック
- エレクトロポップ
- EDM
1曲目、こちらはWaterparksからvioret!の紹介。
EarFun Free Miniの力強い低音のおかげでドラムが映え、楽曲終盤で流れる低音のギターには、厚みが感じることができます。
ハイトーンな男性ボーカルのおかげで、低音域がより強調されており、オススメの1曲。
2曲目はヨルシカから春ひさぎの紹介。
カテゴリー的にはJ-popに属していますが、深みのある低音域のピアノ、ベースに高めのギターサウンドがアクセントになっていて、気持ちよく聞くことができます。
EarFun Free Mini 機能面
良質なタッチセンサー
安価な価格帯にも関わらず、タッチセンサーの精度が良好です。
タッチセンサー操作 | L | R |
---|---|---|
電源を入れる | 2秒間触れたままにする | 2秒間触れたままにする |
電源を切る | 10秒間触れ続ける | 10秒間触れ続ける |
再生/一時停止 | ダブルタップする | ダブルタップする |
曲送り | ー | 3回タップする |
曲戻し | 3回タップする | ー |
音量を上げる | ー | 1回タップする |
音量を下げる | 1回タップする | ー |
特筆すべきは、1タップ操作で音量の上げ下げが可能な点。
2タップ操作だと、私は誤って再生や、一時停止操作をしてしまうので、1タップで調整ができるのは嬉しいポイントです。(不器用)

周りが騒がしい時にさっと音量を変えられるのは嬉しい!
動画においての遅延は気にならない
アニメやドラマといった映像コンテンツにて確認したところ、人物と口の動きにズレはありませんでした。
音ゲーやFPSといったわずかな遅延も許されないゲームには力不足ですが、普段使いでの問題はありません。
EarFun Free Mini レビューまとめ
3,000円以下という価格ながら、音質、機能面共に「それなり」にまとまっているイヤホンです。
ボーカルの表現や、音の広がりに欠けるといった欠点もありますが、価格からの費用対効果としては、優れたイヤホンであることは間違いありません。
深みのある低音が好きで、コストパフォーマンスに優れたワイヤレスイヤホンが欲しい方にオススメできる商品です。
以上、ひよガジェでした。お読みいただき、ありがとうございました。
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